お知らせ

2012年度日本野生動物医学会認定専門医試験の実施について

 2012年度に日本野生動物医学会認定専門医試験を下記の4段階で実施します。

1 書類審査

2 動物園動物医学、水族医学、野生動物医学、野生動物病理学・感染症学、鳥類医学、各分野からそれぞれ8問ずつ計40問の5択あるいは穴埋め形式試験(一次試験)。

3 希望する専門分野に関する筆記試験(二次試験・筆記)

4 希望する専門分野に関する実地面接試験(二次試験・実地面接試験)

受験希望者は受験要項(こちらからダウンロード)を参照し、受験準備を実施してください。

受験申し込み書はこちらからダウンロードしてください→WordファイルもしくはPDFファイル

故小倉剛准教授遺児育英基金募金のお知らせ

 琉球大学農学部亜熱帯農林環境科学科の元准教授、小倉剛先生が、本年9月4日事故に遭われ急逝されました。小倉先生は沖縄島のジャワマングースに関する調査・研究にご尽力され、本学会の発展に多大な貢献を残されました。学会員一同、謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り致します。

琉球大学では関係者一同が発起人となり、ご遺族に対して支援をさせて頂く目的で故小倉剛准教授遺児育英基金募金を開設しております。本基金にご賛同頂ける会員の方々は、こちらのお知らせ(PDFファイル)をご覧のうえ、ご協力頂けましたら幸いに存じます。

                            野生動物医学会事務局 坪田敏男

第18回 日本野生動物医学会大会のお知らせ

 第18回日本野生動物医学会大会が、2012年8月23日〜26日の日程で北里大学獣医学部にて開催されることが決定致しました。

詳細は大会HP(http://www2.vmas.kitasato-u.ac.jp/jszwm/toppage.htm)をご覧ください。

第17回日本野生動物医学会大会のご案内(*追記あり:9月10日)

 第17回日本野生動物医学会大会が以下の日程で開催されます。大会事務局より、開催日程とプログラムの概要、およびシンポジウムに関するお知らせがありますので、添付の書類をご覧ください。

会期:2011年9月29日〜10月2日 ※日程が変更になりました(変更前:8月31日〜9月3日)

会場:東京農工大学 府中キャンパス 第一講義棟、本館

主催:日本野生動物医学会

共催:東京動物園協会、府中市

後援(予定を含む):日本獣医学会、東京都獣医師会、日本動物園水族館協会、環境省

大会長:田谷一善(東京農工大学・農学部)

副大会長:成島悦雄(井の頭自然文化園・園長)

事務局長:渡辺 元(東京農工大学・農学部)

開催日程・プログラムの概要、およびシンポジウムの概要については、こちら(PDFファイル)をご覧ください。

*参加申し込み方法(追記あり)

大会への参加、発表の申し込みに関しては、下記のファイルをダウンロードの上、FAX(042-367-5768)で実行委員会までお送り頂くか、メールにて大会事務局(jszwm17*ml.tuat.ac.jp ←「*」記を@に変換してください)までお申し込みください。

大会参加申し込みと送金、一般口演・ポスター発表の申し込みと要旨送付、自由集会の申し込み、各シンポジウムの企画趣旨の締め切りは、すべて2011年7月31日(必着)とします。

大会参加費:一般5,000円、 学生3,000円 (8月1日以降は一般6,000円、学生3,500円)

全体懇親会費:一般5,000円、学生3,000円 (8月1日以降は一般6,000円、学生3,500円)

非会員 大会参加費:一般6,000円、学生4,000円(8月1日以降は一般7,000円、学生4,500円)

送金は郵便振替(口座番号:00150-9-358698 口座名称:第17回日本野生動物医学会大会実行委員会)でお願い致します。領収書として、振替用紙受け取り票を保管してください。学生懇親会費は当日担当者が別途徴収します。

追記

振り込み用紙を使わずに、銀行等の口座から直接送金することが可能です。その際に内訳を明記したメールを、参加申し込みと同様のメールアドレス(jszwm17*ml.tuat.ac.jp ←「*」記を@に変換してください)に忘れずにお送りください。内容を明記したメールを頂きませんと、何のお金なのか判断できません。

振り込み先

店番号:019

預金種目:当座

口座番号:0358698

口座名称:第17回日本野生動物医学会大会実行委員会

各種書類

大会参加申し込み書はこちらから(エクセルファイル:20KB)

発表要旨フォーマットはこちらから(ワードファイル:28KB)

会場へのアクセスに関しては、こちら(PDFファイル)をご覧ください。

 *企画のご案内(*8/5追記あり:日程が変更されました)

第17回大会において、教育保護委員会企画のウエットラボ「明日から使える臨床技術〜実践編:著類骨折治療のちょっとしたコツ」が開催されます。

本企画では、鳥類の骨折治療におけるちょっとしたコツを鶏とウズラの死体を使って簡単に講習します。事前の申し込みおよび参加費が必要ですので、くわしくはこちら(ワードファイル)をダウンロードの上、お申し込みください。

(*9/10日現在、若干名受付けております)

*展示についてのご案内

大会期間中の9月29日から10月2日まで、宣伝、紹介その他の目的で展示を希望されるNPOや企業の方を募集致します。

詳しくは、こちらのファイル(ワードファイル:80KB)をご覧ください。

ご希望の方は、申し込み書(エクセルファイル:20KB)に詳細をご記入の上、メールにて大会事務局(gen*cc.tuat.ac.jp ←「*」記を@に変換してください)までお申し込みください。

第17回日本野生動物医学会大会市民公開講座開催のご案内(9月4日更新)

 

第17回日本野生動物医学会大会におきまして、市民公開講座を開催致しますのでご案内申し上げます。

1 日時   平成23年10月2日(日)午後1時30分~4時30分   
2 場所   東京都多摩動物公園ウォッチングホール
3 定員   250名 

いずれも事前応募による(都募集分の100名は、多摩動物公園で募集し抽選の上参加者を決定、大会参加者で市民公開講座の受講を希望する者は、大会事務局で事前登録)

4 内容
・「野生動物にかかわる獣医師の仕事紹介」:演者 4

    動物園ではたらく獣医師 多摩動物公園動物病院係長 豊嶋省二

    水族館ではたらく獣医師 鴨川シーワールド動物病院 勝俣悦子

    希少野生動物繁殖施設ではたらく獣医師 長岡市トキ分散飼育センター 和食雄一

    傷病鳥獣救護施設ではたらく獣医師 神奈川県自然環境保全センター 加藤千晴

5 受講申込
 
事前申込制
(1) 一般からの受講希望者
往復はがきに参加希望者の氏名・年齢・住所・連絡先電話番号を、返信面に住所・氏名を明記のうえ、下記あて先までお送りください。
 
*応募者多数の場合には抽選とし、当選に関わらずお知らせします。
 
「あて先」〒191-0042 東京都日野市程久保7-1-1 多摩動物公園「動物園市民公開講座」係
 
「締め切り」平成23年9月17日(土)消印有効
(2) 大会参加者で受講希望者
「市民公開講座参加希望」と明記し、御名前、御住所、御所属、メールアドレス、電話番号をメール(jszwm17@ml.tuat.ac.jp)あるいはFAX(042-367-5768)にて大会事務局までお送りください
締切り 平成23年9月10日(土曜日)

 

日本野生医学会誌 投稿規定等について

 日本野生医学会誌について、詳細および投稿規定を本ホームページ内に掲載致しました。

ホームページ右項目「学会のご紹介」から、「会誌目次」にお進み頂くとご覧になれます。

英語版もございますので、ご活用くださいますようお願い申し上げます。

東日本大震災被災地での野生動物に関する状況調査について

日本野生動物医学会会員の皆様へ

東日本大震災の発生から4ヶ月半が経ちました。一部の地域では復興への取り組みが進みつつあるようですが、ほとんどの地域でまだまだ復興には程遠い状況のようです。福島原発の放射能問題によって、事態はさらに複雑化しています。

このような現状の中、動物に関する調査研究を通して被災地をサポートしようとする取り組みがいくつか開始されているようです。夏場の感染症蔓延防止に向けたネズミやハエなどの衛生動物の病原体保有状況調査や、野生救護動物の放射性物質保有状況調査などが進められつつあると聞いています。

どのような調査研究がどこで行われているかを共有することで、調査研究の連携を図ったり、重複を避けたりすることができると考えられます。従いまして、本学会では家畜や伴侶動物以外を主な対象とした調査研究情報の共有を進めるために、このような情報の提供を呼びかけ、寄せられた情報を学会ホームページに掲載したいと考えています。

例として、酪農学園大学の浅川先生からお寄せ頂いた情報を以下に例示させて頂きます。他にも自他を問わず被災地での取り組みについて情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、上記のような簡単な内容で結構ですので、学会広報委員の下鶴(shimozuru@@vetmed.hokudai.ac.jp ←@を一つにして使用ください)までお寄せください。お寄せ頂いた情報は、そのままの状態で順次ホームページ上に掲載していく予定です、

この件につきましてご意見や質問などがございましたら、本メーリングリストに直接投稿していただくか、高見あてにメールでご連絡ください。学会員の皆様のご協力をお願いします。

例)

期日 8月13日から17日(今後3回の計測調査予定)

対象地域 石巻港周辺

実施者 浅川満彦(酪農大)

調査内容 住家性ネズミ類が媒介する病原体保有状況の疫学

第17回日本野生動物医学会大会での展示を希望される団体・企業の皆様

第17回日本野生動物医学大会では、期間中の9月29日から10月2日まで、宣伝、紹介その他の目的で展示を希望されるNPOや企業の方を募集致します。

詳しくは、こちらのファイル(ワードファイル:80KB)をご覧ください。

ご希望の方は、申し込み書(エクセルファイル:20KB)に詳細をご記入の上、メールにて大会事務局(gen*cc.tuat.ac.jp ←「*」記を@に変換してください)までお申し込みください。

申し込み締め切りは、7月31日と致します。 

第17回日本野生動物医学会大会会期の変更について

第17回日本野生動物医学会大会会期を下の通り変更致します。ご承知の通り、震災と計画停電のことを考えて夏場の開催を回避するという意図です。ご不便をおかけいたしますが、ご了承のほどお願い申し上げます。

なお、詳細については現在実行委員会の方で検討しておりますので、追って案内致します。

第17会日本野生動物医学会会期

(旧)2011年8月31日(水)〜9月3日(土)→(新)2011年9月29日(木)〜10月2日(日)

会場は東京農工大学で変更はありません。

研究助成情報(財団法人 日本化学工業協会)

社団法人 日本化学工業協会より、研究助成(委託研究)の案内がございましたのでお知らせ致します。

詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。

謹んで地震による災害のお見舞いを申し上げます。

3月11日に発生した未曾有の東北関東大震災において被害を受けられた地域住民および会員の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
現在、本学会の広報担当が中心となり会員の安否確認および会員が所属する機関の状況把握を行っています。今後、学会として何らかの支援対策を検討したいと思いますので、これらに関する情報もしくはご意見がありましたら、事務局までご連絡下さい。
最後になりましたが、一日も早い復旧と被災された皆様のご健康を心から願っています。

                          日本野生動物医学会
                            会長 村田浩一

日本野生動物医学会の大会運営における問題点ならびに今後の方針について

 

日本野生動物医学会の大会運営における問題点ならびに今後の方針について
 
 これまで、当学会は大会運営の多くの部分を大会事務局主導で進めてきました。大会時の学会員からの発表申請に対する採否も、大会事務局が判断を行っていました。
 今年度の福岡大会において、学会員からの口頭発表の申請に対して、大会事務局の判断で2件の発表をお断りするということがありました。いずれも野生鯨類の捕殺手段の改善に関わる内容でしたが、発表内容が及ぼす社会的、倫理的影響を懸念して、野生動物の捕殺に関するテーマは大会では取り扱わないという判断からの決定でした。その後、発表申請者からの抗議を受けて大会事務局長が学会長に意見を求めました。これを受けて、急遽学会長主導の企画委員会が立ち上げられ、委員会が改めて申請された発表の採否に関する審査を行いました。その結果、申請されたすべての発表が採択され、大会において口頭発表がなされました。しかしながら、2 件の申請のうち最初にお断りした学会員の方は、不採択の連絡を受けた時点で発表申請を取り下げ、学会を退会されていたため、その後の対応はできませんでした。
 本学会は、会員の権利を最大限保障しなければなりません。学会員の権利としては、大会での発表と学会誌およびニュースレターへの投稿があります。発表や投稿の内容について審査は行われまが、それは透明性、公平性、客観性が確保された上で行われるべきです。発表や投稿を受理しない場合には、内容に科学的な疑義が抱かれる、あるいは稚拙である、本学会の主旨にそぐわない等の明確な理由が必要です。とくに倫理的な視点から問題視されるような例では、本学会には野生動物福祉委員会が設置されており動物福祉に関する指針も設けられていますので、これに則って判断を行う必要があります。また、大会運営の多くの部分を大会事務局主導で進めてきたことが本事案の根幹的な原因と
考えられます。この点は学会として大いに反省すべき点で、大会での発表申請に対して学会が総体として責任を担う体制作りが必要であると考えます。
 これらの問題点を、早急に改善する必要があります。
 学会の機能は、会員の権利と学会の理念や運営のバランスの上に成立しています。大会での発表や学会誌への投稿など会員の権利は最大限保証されるべきですが、一方で学会の理念や運営事情により発表演題・論文は、取捨選択される必要性も生じます。学会誌であればpeer reviewによる査読シス
テムがありますし、大会での発表についても同様に採否の判断が行われなければなりません。大会時の自由集会開催も学会員の権利の一つではありますが、時間や会場の関係により申込の全てを受け入れることができない場合もあります。ただし、先にも記したとおり、採否の判断には、透明性、公平性、客観性が確保されなければなりません。これらを確保した上で、バランスよい学会活動を目指す必要があります。
 このような考え方のもとで、今後は大会での一般演題や自由集会の審査を学会が主導的に行っていく体制を確立します。具体的には、本学会内に企画委員会(構成員は理事会で決定)を設置し、そこで透明性、公平性、客観性をもった審査を行っていきます。
 学会の体制に不備な点があり、学会員の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを誠に申し訳なく思います。今後より適切な学会運営をめざし、上記のとおり改善を進めていきますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
                                      2011年2月18日
                                    日本野生動物医学会
                                      会長 村田浩一

 

 

 

鳥インフルエンザについて 〜正しく知って頂き、人と野鳥の適切な関わりによる共存を目指して〜

 

鳥インフルエンザについて
~正しく知って頂き、人と野鳥の適正な関わりによる共存を目指して~

 

 2010年10月14日に、北海道稚内市大沼でカモの糞便から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が検出されて以来、以下のとおり、国内のニワトリや野鳥で高病原性鳥インフルエンザの発生が続いております。

 

  • 10月14日、北海道稚内市大沼で回収されたカモの糞便から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)検出(10月26日確定・発表)
  • 11月29日、島根県安来市でニワトリの高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染死(12月2日確認・発表)
  • 12月19日、富山県高岡市古城公園動物園で飼育されていたコブハクチョウの死体から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染確認・発表(16日死亡、17日感染疑い発表)
  • 12月18日、鳥取県米子市安倍で保護された衰弱コハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染確認・発表(4日衰弱、5日死亡)
  • 12月21日、鹿児島県出水市で衰弱して保護あるいは死亡して回収されたナベヅル6羽のうち4羽から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染確認・発表(18日保護、20日死亡)、1月12日までに計6羽で感染確認
  • 12月23日、鹿児島県出水市で衰弱して保護されたマナヅル(21日保護、23日死亡)簡易検査陽性反応(感染疑い)、28日にも同陽性反応(計2羽)
  • 1月19~21日公表 福島県郡山市で発見されたキンクロハジロ2羽(4日及び5日に死亡個体回収、19日にH5N1亜型が判明)、1羽(10日死亡個体回収。簡易検査陰性だが、遺伝子検査は陽性)、1羽(7日に死亡個体回収。簡易検査陰性だが、遺伝子検査は陽性) 
  •  1月22日公表 21日発生 宮崎県宮崎市佐土原町 養鶏場(宮崎県養鶏場1例目)   
  • 1月22日、23日、2月1日公表 北海道の国指定厚岸・別寒辺牛・霧多布鳥獣保護区 ①オオハクチョウ1羽(19日回収)②オオハクチョウ1羽(12日回収、簡易検査陰性)、③オオハクチョウ1羽(18日回収、簡易検査陰性)、④カモ(スズガモ属)1羽(17日回収、簡易検査陰性)、⑤オナガガモ1羽(19日回収、簡易検査陰性)、⑥オオハクチョウ1羽(28日収容)
  • 1月23日公表 宮崎県児湯郡新富町 養鶏場(宮崎県養鶏場2例目)
  • 1月25日公表 島根県松江市の国指定宍道湖鳥獣保護区 キンクロハジロ1羽(14日に死亡個体回収)
  • 1月26日公表 25日発生 鹿児島県出水市高尾野町養鶏場
  • 1月26日公表 高知県仁淀川町 オシドリ(25日衰弱個体回収)
  • 1月27日公表 26日発生 愛知県豊橋市大岩町養鶏場
  • 1月27日公表 長野県小諸市 コガモ1羽(死亡個体)簡易検査陽性(HPAI疑似症例)
  • 1月27日公表 1月26日発生 宮崎県都農町 養鶏場(宮崎県養鶏場3例目)
  • 1月28日公表 兵庫県伊丹市(瑞ヶ池)①ホシハジロ1羽(12日に死亡個体回収、簡易検査陰性だが、遺伝子検査陽性)②カイツブリ(25日に死亡個体回収、簡易検査陽性)
  • 1月28日公表 宮崎県児湯郡川南町大字川南 養鶏場(宮崎県養鶏場4例目)
  • 1月29日公表 宮崎県延岡市北川町川内名 養鶏場(宮崎県養鶏場5例目)
  • 1月31日公表 宮崎県児湯郡高鍋町 養鶏場(宮崎県養鶏場6例目)
  • 2月1日公表 宮崎市高岡町 養鶏場(宮崎県養鶏場7例目)

補足:韓国と香港での発生状況

  • 12月7日、益山(イクサン)市で11月29日に捕獲されたマガモから高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染確認・発表
  • 12月10日、瑞山(ソサン)市で11月26日と29日に回収されたワシミミズク死体2羽から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染確認・発表
  • 12月18日、香港でニワトリの高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)感染死
  • 12月28日、南海郡(ナムヘグン)で12月22日に発見されたトモエガモ死体74羽のうち20羽から試料採取し、1羽から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)検出

 

一般の方から野鳥にふれる機会のある方々向けに、現在得られている情報・知見等を以下のとおりまとめました。

 これを参考として、高病原性鳥インフルエンザウイルスが人に感染する可能性が低いことを理解していただき、弱っているまたは死亡している野鳥を発見した場合や自宅で飼っている鳥が死んでしまった場合の対処方法などについて、正しい知識を身につけていただくようお願いいたします。

 野鳥などの野生動物、人や車両が高病原性鳥インフルエンザウイルスを運んで感染を広げてしまう可能性があります。その感染拡大を防止するため、野鳥など野生動物への餌付けによる過密化と発生現場への安易な接近、現場の取材などを避けて頂くようお願いします。また、発生していない農場においても、感染症の発生を防ぐため、家禽のいる農場へは不用意に立ち入らないようお願いします。立ち入る必要のある際には農場関係者の指示に従って必要な防疫措置をとってください(※鹿児島県出水市における高病原性鳥インフルエンザの発生後、ツルへの給餌が継続されている理由は、給餌の中止により、逆にツルを分散させて感染を拡大させてしまうことが心配されているためです)。

 以下に述べますとおり、これまでに野鳥からヒトに感染した事例は報告されておらず、距離感を保って野鳥を観察することは全く問題がありませんし、過度に恐れる必要はありません。野生動物とうまく共存していくためにも、冷静な対応にご理解頂くようよろしくお願いいたします。

 

1. 鳥インフルエンザについて

 鳥インフルエンザは、鳥類の感染症で、鳥インフルエンザウイルスは、昔から北方圏のツンドラ地帯でカモなどの水鳥と共生してきており、これらの鳥が感染しても、まず病気を起こさない関係にあります。しかし、このウイルスが「養鶏場」など高密度で家禽を飼育する環境に入り、感染を繰り返すうちに変異して「ニワトリ」に高い病原性を持つようになったのが高病原性鳥インフルエンザウイルスです。

 誤解されやすいのですが、高病原性鳥インフルエンザとは、決してヒトに対して病原性が高いという意味ではなく、一般の人が感染する(ヒト)インフルエンザとは異なります。

 

2. 鳥インフルエンザウイルスの人への感染について

 高病原性鳥インフルエンザは、インドネシアやベトナムなど海外で、かなり特殊な環境で感染鳥からヒトに感染した事例が報告されています。高病原性鳥インフルエンザが発生した養鶏場で感染鶏の飼育や死体処理に携わり、羽や大量のフンを吸い込んだり、解体したり、加熱調理不十分な肉を食べたりするなどして大量のウイルスが体内に入り込んだ場合に、ごくまれに感染することが知られています。

 ヒトの患者の発生は、2003年から2009年3月2日まで15か国で409人の感染があり、12か国で256人が死亡しています(WHO報告)。しかし、流行地で相当な数の人がその暴露を受けていることから考えると、現時点では、鳥からヒトへ感染する可能性はきわめて低いと言えます。海外では、ヒトからヒトに感染したことが疑われる事例が数件報告されていますが、患者との濃厚な接触がある程度の期間持続した特殊な例であり、現時点では効率的で持続的なヒトからヒトへの感染の証拠はありません。

 日本では、この病気にかかったニワトリ等は徹底的に処分されており、通常の生活で感染鳥と接触したり、フンを吸い込んだりすることはまずないことから、鳥インフルエンザに感染する可能性はきわめて低いと考えられます。

 

3.飼っている鳥、野鳥が死んでいるのを見つけた場合等について

(1) 鳥を飼っている方の留意点

 近くで高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭や学校等で飼育している鳥が感染するということはありません。飼い鳥を野山に放したり、処分したりするようなことはせず、冷静に対応下さいますようお願いいたします。放たれた飼い鳥のほとんどは、生きていくことはできませんし、例え生き残った場合には、生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。飼い鳥は、最後まで飼育することが飼い主の責任です。

 飼い鳥は、清潔な状態で飼育し、通常通りの衛生に努め、鳥の排せつ物に触れた後には手洗いとうがいをすれば、過度に心配する必要はありません。ウイルスを運ぶ可能性がある野鳥を近づけないようにするため、飼い鳥を室内で飼育したり、防鳥ネットを使用したり、また野鳥への餌付けを慎むよう気を付けてください。

 

(2) 飼っている鳥が死んでしまった場合

 鳥は生き物ですから、人と同じようにいつかは死んでしまいます。そして、その原因も様々ですから、鳥が死んだからといって直ちに高病原性鳥インフルエンザを疑う必要はありません。高病原性鳥インフルエンザにかかったニワトリは、次々に死んでいくということが知られていますので、原因がわからないまま、鳥が次々に連続して死んでしまうということがない限り、高病原性鳥インフルエンザを心配する必要はありません。

 原因がわからないまま、鳥が連続して死んでしまったという場合には、死体を素手で触ったり、土に埋めたりせずに、なるべく早く、お近くの獣医師、家畜保健衛生所又は保健所にご相談下さい。

 

(3) 野鳥が死んでいるのを見つけた場合

 野鳥は、厳しい自然界で、様々な原因で死亡します。飼い鳥と違って、事故に遭ったり、エサを取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられずに死んでしまうこともあります。

 また、野鳥は、ウイルス以外にも細菌や寄生虫などの病原体を持っていることがあります。野鳥が死んでいる場合には、高病原性鳥インフルエンザウイルスだけでなく、他の病原体についても人に感染することを防止することが重要です。

 国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しているとき、野鳥が異常死しているのを発見した場合には、市町村に連絡と相談をして下さい。野鳥が死んでいるのを見つけた場合には、病原体による感染を防ぐため、死体を素手で触らないで下さい。

 高病原性鳥インフルエンザの発生がない場合、死体を素手で触らずにビニール袋に入れてしっかりと密封して廃棄物として処分することも可能です。このような場合に直ちに相談していただく必要はないと考えられますが、不安な場合には、市町村、獣医師、家畜保健衛生所又は保健所にご連絡下さい。

 万一、複数羽の野鳥が異常死している場合には、事故や毒物などによる中毒なども疑われます。この場合には、事件の可能性もありますので、警察、家畜衛生保健所又は保健所にご連絡下さい。

 

(4) 野鳥が弱っているのを見つけた場合

 野鳥が様々な原因で弱っているのを発見されることがあります。窓ガラスや電線に衝突したり、エサを取れなかったり、環境の変化に耐えられなかったりして弱り、飛べなくなることがあります。

 国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しているとき、弱っている野鳥を見つけた場合には、素手で触らないで市町村に連絡と相談をして下さい。

 発生がない場合には、各都道府県の担当部局に連絡して下さい。

 

4.鶏肉、卵の安全性について

 これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによって、鳥インフルエンザが人に感染したという報告はありません。

 このため、食品衛生の観点からは、鳥インフルエンザ発生農場から出荷された鶏卵や鶏肉を回収する必要はないと考えられますが、家畜衛生の観点から、生きたニワトリ等がウイルスに感染することを防止するために、鶏肉や卵の回収が必要です。

  • 鶏卵を「生」で食べることが健康を損なうおそれがあるとの報告はこれまでありませんが、不安な方は、加熱(WHOの食中毒防止のための加熱条件:中心部70℃、瞬間)することをおすすめします。
  • 鶏肉は十分加熱して食べて下さい。未加熱又は加熱不十分なままで食べることは、食中毒予防の観点からおすすめできません。

 

日本野生動物医学会感染症対策委員会

2011年度日本野生動物医学会専門医認定試験の実施について

 2011年度日本野生動物医学会専門医認定試験の実施について

日本野生動物医学会専門医認定制度運営委員会

委員長 大沼学

 

2011年度日本野生動物医学会専門医認定試験を下記の4段階で実施します。

1 書類審査

2 動物園動物医学、水族医学、野生動物医学、野生動物病理学・感染症学、鳥類医学、各分野

   からそれそれ8問ずつ計40問の5択あるいは穴埋め形式試験(一次試験)

3 希望する専門分野に関する筆記試験(二次試験・筆記)

4 希望する専門分野に関する実施面接試験(二次試験・実施面接試験)

受験希望者は受験要項を参照し、受験準備を実施してください。

受験要項のダウンロード→ Word形式 PDF形式

受験申し込みフォームのダウンロード→ Word形式 PDF形式

 

2010年度日本野生動物医学会専門医認定試験の実施について

2010年度日本野生動物医学会専門医認定試験の実施について

 

日本野生動物医学会専門医認定制度運営委員会 

委員長 大沼学

 

2010年度日本野生動物医学会専門医認定試験を下記の4段階で行います。受験希望は受験要項を参照し受験準備を実施してください。 

1       書類審査

2       動物園動物医学、水族医学、野生動物医学、野生動物病理学・感染症学鳥類医学、各分野からそれぞれ8問ずつ計40問の5択あるいは穴埋め形式試験(一次試験)

3       希望する専門分野に関する筆記試験(二次試験・筆記)

4       希望する専門分野に関する実地面接試験(二次試験・実地面接試験)

受験要項はこちらからダウンロードしてください。(Word形式PDF形式

 

 

第一回 日本野生動物医学会専門医認定試験問題について

2005年度日本野生動物医学会専門医認定試験問題

 

日本野生動物医学会専門医認定制度運営委員会
委員長 大沼学

 

 2005年に実施されました第一回日本野生動物医学専門医認定試験問題を公開致します。ご要望の方は下記ファイルをダウンロードしてご活用ください。

第一回日本野生動物医学専門医認定試験 一次試験問題(PDFファイル, 304KB)

第一回日本野生動物医学専門医認定試験 二次試験問題(PDFファイル, 16KB)

第一回日本野生動物医学専門医認定試験 一次試験問題正解集(PDFファイル, 92KB)

 

 

 

2009年度日本野生動物医学会専門医認定試験の実施について

2009年度日本野生動物医学会専門医認定試験の実施について

 

日本野生動物医学会専門医認定制度運営委員会
委員長 大沼学

 2009年度日本野生動物医学会専門医認定試験を 2009年7月5日(日) に下記の4段階で実施することとなりました。

書類審査
動物園動物医学、水族医学、野生動物医学、野生動物病理学・感染症学、 鳥類医学、各分野からそれぞれ8問ずつ計40問の5択あるいは穴埋め形式試験(一次試験)。
希望する専門分野に関する筆記試験(二次試験・筆記)。
希望する専門分野に関する実地面接試験(二次試験・実地面接試験)。

 

試験会場は受験希望者へ追って連絡いたします。受験希望者は受験要項を参照し受験準備を実施下さいますようよろしくお願いいたします。

 

 

2009年度日本野生動物医学会専門医認定試験受験要項

 

1. 受験資格者:
1) 下記の日本野生動物医学会専門医認定試験受験資格規定に合致する者。
2) 2008年度日本野生動物医学会専門医認定試験一次試験に合格した者(2009年度においては一次試験免除。二次試験のみの受験となる)。

 

 日本野生動物医学会専門医認定試験受験資格規定

a. 日本国内の獣医師資格を有し,獣医師としての十分な道徳観と倫理観をもつ者であること。
b. 出願時に3年(36ヶ月)以上継続して野生動物医学会会員であること。
c. 野生動物医学に関連した専門的研究または職業に従事した年数が総計で5年(60ヶ月)以上であること。
d. 筆頭著者論文2報以上(内1報は野生動物医学会誌)であること。
e. 別表1の評点基準による合計点が100点以上であること。
f. 学会活動、研修会参加、論文発表などを行っていること。

 

 【別表1】 評点基準

項目 点数 備考
野生動物医学会会員歴 3年以上  20点 3年は必須
野生動物・動物園 経年歴*1 5年以上  30点 5年は必須
野生動物医学関連論文、その他*2 筆頭10点/報  共著5点/報
(総計60点まで)
2報は必須、内1回は野生動物医学会誌
野生動物医学会発表 筆頭10点/回  共同5点/回
(総計40点まで)
2回は必須(共同も含む)
同等のワークショップ等も含む
野生動物医学に関連した社会貢献*3 総計20点まで  
博士号 20 点 野生動物医学関連のテーマ
  総計100点以上  

*1 経年歴は獣医師免許取得後の当該職域における経年歴とする。大学学部生時代およびそれ以前の経験についてはこれに含めない。
*2,3 内容判定は運営委員会(試験委員会)で判断する。

 

2. 提出書類:

 下記書類を日本野生動物医学会事務局宛てに郵送する。

1) 所定の受験申込フォームに必要事項を記載したもの。
2) 自身の関わった主要な学術論文の発表年、題名、著者名(複数の場合は申請者に下線を付す)、発表誌名を取りまとめた一覧表(書式自由)を2部、および各学術論文の表紙および要旨をコピーしたもの各2部。
3) 自身の関わった主要な学会発表の発表年、題名、著者名(複数の場合は申請者に下線を付す)、発表学会名を取りまとめた一覧表(書式自由)を2部、および各講演要旨をコピーしたもの各2部。
4) 野生動物医学に関連した社会貢献についての自己アピール(1,000字程度)2部。
例:野生動物医学啓蒙のための一般向けの活動(講演、執筆、救護ボランテイアなど)、SSCなどショートコースなどの参加、海外の野生動物医学に関する資格の取得等
5) 学位を取得した者はその学位論文の和文要旨のコピー2部。
6) 4cm×5cm大の顔写真(裏面に氏名記載)を2葉
【書類郵送先】
〒060-0818 北海道札幌市北区北18条西9丁目
北海道大学大学院獣医学研究科 環境獣医科学講座生態学教室内
日本野生動物医学会事務局 坪田敏男
 

※提出された書類を元に試験委員会によって厳密な書類審査を行なう。その結果、受験資格がないと見なされたものには、その具体的な理由を記載した審査結果を、提出書類とともに返却する。

3. 締め切り:

 2009年1月31日

4. 受験票送付:

 2009年3月中に書類審査に合格した受験者に送付する。

5. 受験料:

 10,000円(上記の書類審査に合格した者のみ下記銀行口座に払い込む)。払込の締め切りは2009年4月30日。

【払込先銀行口座】
銀行:北洋銀行
支店名:北七条支店
口座番号:3871623
口座名:日本野生動物医学会専門医認定事務局 事務局代表 坪田敏男
 
6. 認定試験日程:

 2009年7月5日(日)

 

※その他の注意事項などは、「日本野生動物医学会誌」第9巻2号(2004年発行)の冒頭に掲載されている「日本野生動物医学会認定専門医制度について」を参照すること。

※認定試験の参考書および参考文献については「日本野生動物医学会認定専門医制度規定・別表2」、Zoo and Wildlife News No. 22 (2006年発行)「日本野生動物医学会専門医認定試験受験要項・追加事項」を参照すること。

※規定、参考書および参考文献に変更がある場合は学会ホームページとメーリングリストで順次公表する。

※本制度に関しての質問は、氏名・所属を明記の上、下記アドレスに問い合わせること。

【質問の送付先】
大沼学(委員長)
semenggoh@aol.com
(独)国立環境研究所環境研究基盤技術ラボラトリー生物資源研究室
 
浜夏樹(副委員長)
natsuki_hama@office.city.kobe.jp
神戸市立王子動物園

 

 

◇◆◇ 2009年度受験フォーム ◇◆◇

2009年度受験フォームを以下よりダウロードしてご利用ください。ダウンロード出来るファイルにはWord形式とPDF形式の2種類があります。 

Word形式ファイル(36KB)

PDF形式ファイル(48KB)

 

国際シンポジウム 侵略的外来哺乳類の防除戦略~生物多様性の保全をめざして~

【事務局より案内】

2008年10月に沖縄県那覇市で開催される Control Strategy of Invasive Alien Mammals 2008 (CSIAM 2008) の開催案内です。

CSIAM2008は外来哺乳類を対象とした初めての国際シンポジウムであり、専門家との有意義な議論や交流の機会として活用いただけるものと考えております。
多数の方からの参加をお待ちしております。

なお、CSIAM2008に関する最新情報はHP(http://reg.let.hokudai.ac.jp/csiam2008.html)で随時更新しております。

CSIAM2008の開催案内の詳細についてはこちら(PDFファイル)をご覧下さい。

 

野生動物疾病学会(WDA)年次大会

【事務局より案内】

2008年9月にオーストラリアで開催される野生動物疾病学会(WDA)の年次大会の開催案内です。奮ってご参加ください。

WDA年次大会の開催案内の詳細についてはこちら(PDFファイル:487KB)をご覧下さい。