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プログラム

一般講演

今大会は全て口頭発表です。例年実施していたポスター発表は実施いたしません。締切り後の受け付けや内容によってはお断りする場合もありますのでご注意ください。また、発表者・共同研究者の内少なくとも一人は必ず本学会員を含むようお願いいたします。口頭発表の申込締切りは7月31日までです(申込締切りました)。

日時:9月3日(金)9:00〜12:00、13:20〜15:20
場所:九州大学医学部百年講堂 大ホール、中ホール1、中ホール2



   (プログラム 一般講演)


全体シンポジウム

T 東アジアにおける野生動物医学活動のネットワーク化

主催:日本野生動物医学会国際交流委員会
共催:感染症対策委員会、アジア野生動物医学会
日時:9月2日(木)9:20〜12:00
場所:九州大学医学部百年講堂 大ホール

趣旨・内容:東アジアにおける野生動物医学情報の共有化を図るとともに、国境を越えたリスク管理体制を確実なものとするためのネットワーク化を議論し、体制の構築を図る。
@ 国境を越えて行き来する野鳥
A 東アジア各国における野生動物医学活動の現状
B 東アジアにおける野生動物医学情報の共有化の現状と課題
C 東アジアにおける野生動物医学関係のリスク管理の必要性
D 東アジアにおける野生動物医学活動のネットワーク化

1)基調講演 「保全遺伝学から見た野生動物の現状と課題」小池裕子(九州大学大学院生物多様性講座)
2)シンポジウム「野生動物(野鳥)に国境はない(案)」
A 趣旨説明:東アジアにおける野生動物医学のネットワーク化の必要性
B 各国からの報告(渡り鳥の生態と保全) 
韓国・中国(またはロシア)・台湾・日本
3)総合討論
パネリスト(予定):小池裕子、木村順平(アジア野生動物医学会)、各国演者、高見一利(大阪市天王寺動植物公園事務所)


U 保全医学的考え方に基づく感染症との付き合い方2

主催:日本野生動物医学会感染症対策委員会
日時:9月2日(木)13:30〜15:30
場所:九州大学医学部百年講堂 大ホール
コーディネーター:長雄一(北海道環境科学研究センター)

趣旨・内容
(趣旨)2009年の富山大会シンポジウムにて討議された感染症の諸問題に対する「全体目標」「行動規範」「行動計画」は、感染症対策をモデルケースとして保全医学的考えに基づいた取り組み方を提起するもので、保全医学という学際領域を国内に根付かせるための足掛かりとして位置づけられるものである。本大会のシンポジウムにおいては、保全医学を育て普及させていく基盤をさらに強固にすべく、参加者が保全医学に深く関係している研究者と討論できる場を提供したい。
(内容)人間及び家畜・家禽の感染症対応を実際に行っている公衆衛生領域の研究者と、地球環境レベルで生態系保全活動を行っている保全生物学領域の研究者をパネリストとして招き、対極にあるように見える両者の関連を考察する。さらに、それらの分野間の「橋渡し」がいかに重要か、について問題提起を行い、参加者全体で実践的な討論を行う予定である。

1)趣旨説明:高見一利(大阪市天王寺動植物公園事務所)
2)演題1.「OIEによる感染症防除の国際協調(仮題)」吉川泰弘(東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻)
演題2.「生態系保全の最前線(仮題)」未定
演題3.「人間・家畜・家禽・野生動物・生態系を守る保全医学(仮題)」未定
3)総合討論


V 臨床現場における病理学〜「次こそ生かす!臨床医に必要な病理とは?」

主催:日本野生動物医学会教育委員会、第16回日本野生動物医学会大会実行委員会
日時:9月2日(木)15:40〜17:40
場所:九州大学医学部百年講堂大ホール
コーディネーター:井上真紀(大牟田市動物園)
総合司会:野田亜矢子(広島市安佐動物公園)

趣旨・内容:病理学とは、不幸にして死亡してしまった動物を、その後にどう「生かせるか」。つまり死因を明らかにすることで、今生きている他の動物たちをどのように長生きさせるか、そのヒントを死体から学ぶというものが病理学である。
この時用いる「病理検査」という手法を効果的に使うために現場は何に注意すればよいのかを紹介する。ピントの外れた採材をすると、病理は全く役に立たない。ここでは特に遺体の保存方法、死後変化、採材の仕方、病変の見つけ方など、「病理学を有効に使うための注意点」をお話する。

1)講演1.「病理学のポイント」宇根有美(麻布大学獣医学部病理学研究室)
講演2.「病理学を現場で生かすためには」川上茂久(群馬サファリパーク)
2)総合討論 
   パネリスト  井上真紀(大牟田市動物園)、他



自由集会

1 明日から使える臨床技術「創傷治療 」
  (Wound Management in Zoo and Aquarium Animal Practice)

主催:日本野生動物医学会教育委員会教育委員会、野生動物医療フォーラム、第16回日本野生動物医学会大会実行委員会
日時:9月3日(金)15:30〜18:00
場所:九州大学医学部百年講堂大ホール
コーディネーター:高田真理子(海の中道海浜公園動物の森)

趣旨・内容:本企画は野生動物医療フォーラムによる 「動物園・水族館および野生種における動物医療」の卒後教育プログラムの一環として企画したものである。 動物園・水族館および救護動物の獣医療においてもっとも遭遇するのが創傷治療ではないだろうか? しかし、創傷治療は感染予防に対する処置やデブリードメントを怠ると取り返しのつかない重大な問題を簡単に引き起こしてしまう。 慎重かつ根気強い治療が創傷治療を奏功させる秘訣である。そのためには、創傷の基本をしっかり押さえ、 創傷治療のHow toをマスターすることが肝要である。 本企画は、明日からの診療に直結した内容であることは間違いない。

1)趣旨説明 「動物園・水族館動物の獣医療?日常診療における創傷治療」 高田真理子(海の中道海浜公園動物の森)
2)講演1.「創傷治療を復習する」鈴木一由(酪農学園大学獣医学部)
  講演2.「創傷治療を実践する(動物園編)」福井大祐(旭川市旭山動物園)
  講演3.「創傷治療を実践する(水族館編)」大島由子(マリンワールド海の中道)
3)総合討論


2  研究する動物園3

主催: 日本野生動物医学会学術委員会
日時:9月3日(金)15:30〜18:00
場所:九州大学医学部百年講堂中ホール1
コーディネーター:遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館)、佐々木基樹(帯広畜産大学解剖学教室)

趣旨・内容:第14回および第15回日本野生動物医学会において, 学術委員会の企画によって, シンポジウム「研究する動物園」を開催した。本大会においても, 引き継き「研究する動物園3」と題して自由集会を開催する。学術委員会では, 動物園, 水族館, および博物館など多くの機関や広い研究領域における野生動物医学の研究促進に尽力していくことを目的の一つとしている。「研究する動物園」が, 日々社会教育や治療に追われながらも好奇心と探究心を枯渇させることなく, 学術的創造性を育もうとする動物園, 水族館関係者の“語り場”として貢献できればと考えている。今回も 動物園を舞台に行われている数々の研究について講演を企画する。  

演者:遠藤秀紀、木村順平(ソウル大学)、樽 創(神奈川県立生命の星地球博物館)、外平友佳理(到津の森公園)


3  外国産ペットの輸入規制問題

主催: 日本野生動物医学会野生動物保護委員会
日時:9月3日(金)15:30〜18:00
場所:九州大学医学部百年講堂中ホール2
コーディネーター:中津賞(日本野生動物医学会野生動物保護委員会)

趣旨・内容: 外国産野生動物の輸入は日本在来野生動物の多様性に 大きな影響を与えて来た。また無制限の輸入は原産地での絶滅の手を貸しているかも知れない。 昨年に続き、外国産ペットの輸入規制について討論したい。
1)一般開業獣医師から見たエキゾチック動物の診療動物種の推移、
   厚生省の動物輸入届出制度は効果を上げているか。中津賞
2)最近の輸入動物の感染症について            宇根有美(麻布大学)
3)外国産野生動物ペットをめぐる諸問題と野生生物の保全  鈴木希理恵(NPO法人野生生物保全論研究会)


4 絶滅に瀕するツキノワグマ個体群の保全

主催:日本野生動物医学会
協力:日本クマネットワーク
日時:9月3日(金)15:30〜18:00
場所:九州大学医学部百年講堂中ホール3
コーディネーター:坪田敏男(北海道大学大学院獣医学研究科環境獣医科学講座)

趣旨・内容:本州以南に生息するツキノワグマは、 過剰な捕殺や森林伐採などにより、九州や四国など西日本から絶滅が進行している。 また、絶滅に瀕する四国と紀伊半島のツキノワグマ個体群は他とは異なる遺伝子集団であることが判明しており、 その数は少ないながら遺伝子資源として貴重な存在である。このように絶滅に瀕するツキノワグマ個体群に対して どのような保全策が必要か科学的なグランドデザインが今必要とされている。本自由集会では、 絶滅に瀕するツキノワグマ個体群の現状について共通認識をもち、その上で今後の保全の方向性を展望したいと考える。

1)日本全体のツキノワグマ個体群の現状について:山崎晃司(茨城県自然博物館)
2)九州のツキノワグマ個体群の現状について:栗原智昭(MUZINA Press/写真家)
3)四国のツキノワグマ個体群の現状について:金澤文吾(NPO法人四国自然史科学研究センター)
4)保全生態学からのアプローチ:大井 徹((独)森林総合研究所)
5)保全医学からのアプローチ:岡野 司(岐阜大学野生動物管理学研究センター)



5  明日から使える臨床技術〜眼科

主催:第16回日本野生動物医学会大会実行委員会、日本野生動物医学会教育委員会
日時:9月4日(土)10:00〜12:00
場所:福岡市動植物園動物科学館ホール
コーディネーター:吉野信秀(大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)

趣旨・内容: 動物に出会った人の多くがまず顔を、厳密には目を、さらに厳密には瞳(虹彩)を見るのではないだろうか?  その黒い瞳の上に白や赤や黄色がのっていたら、非常に目立つ。 健康な対側眼と比較する事によりまさに一目瞭然。それが角膜疾患である。見学に訪れた人たちは見逃さず、 われわれ獣医師にコメントを求める事もあるかもしれない。まずは角膜疾患を理解する事から始めよう。 本講演ではさらに検査、診断、治療、前眼部の撮影法まで目いっぱい角膜について学んでいただく。 総合討論では実際の症例写真を見ながらディスカッションを行い、より実践的な知識を深めていただきたい。


1)講演「角膜疾患を理解する」 山下真(ファーブル動物病院)
2)総合討論 




学生集会   「九州・沖縄における野生動物問題の現状と取り組み」

主催:日本野生動物医学会 学生部会
日時:9月1日(水)15:00〜17:00
場所:九州大学医学部百年講堂中ホール1
コーディネーター:谷川ももこ(日本大学)、小川順子(北里大学)、杉本悠真(日本獣医生命科学大学)、鈴木尋(岩手大学)
趣旨・内容
本大会の開催地が九州であることから、九州・沖縄における野生動物をとりまく問題をテーマとして取り上げました。
沖縄からはNPO法人どうぶつたちの病院の理事長・長嶺隆先生をお招きし、 イエネコによる感染症などが問題になっているイリオモテヤマネコ、 またイエネコ及びマングースによる捕食やロードキルにより個体数が減少しているヤンバルクイナに関してお話いただきます。 そして、宮崎大学出身で学生部会OGでもある吉田博美さんをお招きし、 大学時代に行っていた宮崎におけるウミガメの調査・研究活動に関するお話をしていただきます。 さらに、鹿児島市平川動物公園からは玉井勘次先生をお招きし、 2009年6月に確認された鹿児島市喜入におけるジャワマングースの定着(離島以外では国内初の事例)について、 奄美・沖縄の事例との相違、対策の現状などについてお話いただきます。
講演終了後に、今回の集会では講演者を囲んだグループを作り自由に交流するフリートークという形式を取り入れました。 これにより、野生動物に関するさらなる理解が深められることを期待しています。
学生の皆様に限らず、学生以外の皆様もご満足いただける会になると思いますので、皆様のご参加お待ちしております。

1)趣旨説明
2)講演1.「イリオモテヤマネコ・ヤンバルクイナの明日を作る〜野生動物医学は絶滅回避を実現できるのか〜」
       長嶺 隆(NPO法人 どうぶつたちの病院)
 講演2.「九州におけるウミガメ類の現状と課題」
       吉田 博美(日本ウミガメ協議会)
 講演3.「鹿児島市喜入に定着していたジャワマングースの発見〜沖縄・奄美の事例と比較して〜」
       玉井 勘次(鹿児島市平川動物公園)
3)フリートーク




市民シンポジウム  「ツシマヤマネコの保全」

主催:第16回日本野生動物医学会大会実行委員会、福岡県獣医師会
日時:9月4日(土)13:00〜15:00
場所:福岡市動植物園動物科学館ホール
コーディネーター:羽山伸一(日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構)

趣旨・内容:ツシマヤマネコの「生息域内保全」をキーワードにして、対馬における生息環境の保全,保護の現状,域外保全として動物園での飼育下繁殖の取り組み,生息環境外からの脅威の除去等などについて報告し、参加者とともに議論したいと考える。

1)講演1.「生息域内保全の現状と課題」 水崎進介(環境省対馬野生生物保護センター)
  講演2.「生息域内保全における獣医師の役割」 杉谷篤志(福岡県獣医師会)
  講演3.「生息域内保全に向けての生息域外保全」 長野理史(福岡市動物園)
2)総合討論 



ランチョンセミナー

抗生物質の適正使用についてPK/PD理論から考える〜医療現場での実際〜

主催:第16回日本野生動物医学会大会実行委員会
共催:ファイザー株式会社
日時:3日(金)12:10〜13:10
場所:九州大学医学部百年講堂大ホール
コーディネーター:柳澤牧央(沖縄美ら海水族館)

趣旨・内容
:動物園水族館、特に、鯨類の治療現場では、細菌感染症の頻度は高く、 抗菌薬治療は、有効な治療法の一つである。反面、起因菌の同定、各薬物の血中濃度動態に関する資料は乏しく、 抗菌薬が有効に作用しない症例に遭遇すると、適正な薬剤の増量、変更が、決定できないジレンマに陥り、 場当たり的な薬剤の選択を迫られることになる。人の医療における抗菌剤投与の基準には、 PK/PD理論に基づいた科学的な抗菌薬の投与方法が普及し、多くのセミナーやシンポジウムが実施されている。 本セミナーでは、人の感染症の最先端の事例を取り上げて、PK/PD理論実践の重要性を、紹介していただく。

1)講演:新里 敬(社会医療法人敬愛会中頭病院)
2)総合討論
※簡単な昼食をご用意します。会場定員数は570名ですが、昼食は会場先着200名とさせていただきます。



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